STYLE 01

路面電車に乗りこんで
“東京ローカル”ホッピング。

#10時45分 #世田谷線

現在地は世田谷区若林四丁目、東急電鉄世田谷線「若林駅」踏切前。世田谷のほぼ中心に位置する若林は、入り組んだ路地の多い閑静な住宅街。駅のそばに環状七号線が走り、環七で唯一、踏切があることでも知られた存在だ。三軒茶屋駅と下高井戸駅を結ぶ世田谷線の全長はわずか5キロ、駅間距離はすべて1キロ未満。都内で数少ない路面電車として鉄道ファンのみならず、散歩好きにも人気の路線だ。昭和レトロな街並を残しつつ、夜まで楽しめる店が多いことでも知られる世田谷線は、個性派店が点在するエリアとしてもじわじわ人気沸騰中。例えば松蔭神社前駅には、八百屋だった店をリノベーションしたヴィジュアルブック中心の古書店「nostos book」があり、毎年12月の四日間に「世田谷ボロ市」を催す上町駅には、こだわりのセレクト「fridge setagaya central」が2年前にオープン。街を歩くとニューカマーの個性派レストランやコーヒースタンドもちらほら。東京ローカルな雰囲気を味わうなら、このエリアに決まり!

粋な風情を感じつつ
ちょっと“大人な街歩き”。

#14時30分 #神楽坂

「美しい日本の歴史的風土100選」(古都保存財団)にも選ばれた、“歴史の街”神楽坂。江戸情緒溢れるこの街は、石畳の路地や花街としても知られるエリアだ。その歴史をひも解くと、徳川家康の江戸入城の頃、現在の新宿区界隈で町の形をなしていた唯一の地区だったそう。現在のメインロード・神楽坂通りが誕生したのは1600年代前半のこと。江戸中期になると、毘沙門天の「寅の日」などの縁日で賑わい、江戸文化息づく街としてその名を知られるようになった。時は流れ、平成へ。花柳界の規模の縮小により、残念ながら花柳界を舞台にした“戦後の華やぎ”は下火になっていったが、今もなお、江戸の町の面影は健在だ。そして神楽坂は今、粋な風情を楽しめるとあって、日本人だけでなく外国人旅行者にも人気のエリアに成長した。なるほど路地に入ると、石畳の小路が広がり、料亭や老舗のごはん処、古民家を改装した今どきのカフェ、雑貨店などが並ぶ。“大人の街歩き”を楽しみたいなら、いざ神楽坂へ!

秋の夜風にあたりながら
東京の夜景をひとり占め。

#20時10分 #屋上

都会のオアシスは屋上にあり。近年、屋上緑化という言葉が市民権を得てきているのはご存じのとおり。高層ビルが建ち並ぶ都会の真ん中に“癒しの空間”として屋上庭園が続々誕生中だ。これらを覗いてみると、季節ごとに草花が咲く英国庭園を再現した庭園や、展望台デッキから富士山を望むことができる庭園など、じつにさまざまにある。「おもはらの森」(東急プラザ表参道原宿)や「アイ・ガーデン」(伊勢丹新宿店)、「目黒天空庭園」(首都高速大橋ジャンクション)など、枚挙にいとまなし。しかしシティボーイたるもの、アットホームな雰囲気もいいけれど、いま一歩踏み込んで“東京らしい東京”と出合いたいものだ。その場所はルーフトップ、ビルの屋上である。事実東京には写真のとおり、マンションを筆頭に、街のいたるところに“いつもと違う風景を楽しめる”屋上が点在している。東京タワーにスカイツリー……東京のランドマークを見ながら、秋の夜風にあたる夜もたまには悪くないはず。屋上散策へと繰り出そう!

ITEM

  • ストレッチオープンカラーシャツ
    ¥7,900(+tax)

  • デニムワイドバギーパンツ
    ¥6,900(+tax)

  • ドレープステンカラーコート
    ¥8,000(+tax)

  • Ken Kagami × JUNRed パーカー
    ¥6,900(+tax)

  • Ken Kagami × JUNRed コーチジャケット
    ¥8,900(+tax)

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