STYLE 03

“スポーツの聖地”で
思索しながら、ぷらっと街歩き。

#10時10分 #新国立競技場前

スタートまで4年を切った「2020年東京オリンピック・パラリンピック」。その熱戦の火ぶたは7月24日(金曜)午後8時、ここ日本で56年ぶりに切って落とされる。そして今、東京では未来を見据えたさまざまなプロジェクトが進行中だ。’19年に完成予定の国立競技場(8万人収容)もそのひとつ。ご存じのとおりこのメインスタジアムは現在、立て替え工事の真っただ中。“ファッションタウン”原宿や表参道、青山に隣接し、明治神宮外苑や代々木公園からもほど近いこちらは、都心の喧騒を忘れさせてくれるエリアとしても知られる。“スポーツの街”と称される千駄ヶ谷は、周辺のエリアに比べてオフィスビルが少なく、大通りから一歩入ると、閑静な住宅街が広がっている。それゆえ、ぷらっと散策すれば、歩いているだけで気分もフレッシュアップ。2020年、自分はどこで何をしている? こんな風に未来を思い描くのにうってつけのエリアと、心得ていただきたい。

秋の空と淹れたての一杯。
“渋谷なう”を堪能できる店。

#15時20分 #ABOUT LIFE COFFEE BREWERS

暮らしそのものがそうであるように、一杯のコーヒーから生まれる物語もある。ちょっとひと休み。そんな気分の時に訪れたいのが渋谷・道玄坂にある「ABOUT LIFE COFFEE BREWERS」だ。産地から精製方法、焙煎、淹れ方にまでこだわるこちらは、スペシャルティコーヒーで勝負する話題の店でもある。オリジナルブレンドは、エチオピアとグアテマラ、ブラジルの3種類を使い、豆は産地だけでなく農園を指定するというこだわりよう。エチオピアの芳醇な香りとグアテマラの華やかでキレイな味わいを感じながら、ブラジルのしっかりとしたコクを楽しめるというわけ。ていねいな一杯を堪能したい。こんな風に思うコーヒー好きなら、散策ついでに一度は訪れていただきたい。カウンターから気軽に持ち帰れるスタンド形式も◎。店の前にあるベンチに座りながら、渋谷の街を行き交う人たちを眺めるのもよし。コーヒーにまつわる“あれこれ話”を記したホームページも覗いてみよう。営業時間は朝8時半から。早起きしちゃう?

迫力満点の富士山がお出迎え。
“日本の粋”が残る下町の老舗。

#16時45分 #稲荷湯

入浴料460円。“お江戸下町”北区滝野川で80年以上営業を続けるこちらは、映画『テルマエ・ロマエ』のロケ地としても知られる老舗の銭湯だ。下町風情漂う住宅街の細い路地を進むと、ひときわどっしり構える木造建築がある。それが稲荷湯。歴史は古く、銭湯愛好家の調べによると、東京で一、二を争うそう。建物の入口には「わ」の木札。女将いわく「お風呂が湧(わ)いた」を意味する「わ」とのこと。粋な演出に、まずは一票。続けて、「江戸っ子は熱いお湯が好き。2つある浴槽のうち、熱いほうは46°以上あります」と女将。聞けばこれからの季節、11月〜4月は昆布を浸した“かじめ湯”が定番とのこと。浴室のペンキ絵は“銭湯の大定番”富士山。日本一の山を眺めながら入浴すれば、心身ともに開放的な気分になること請け合いだ。「東京くらしWEB」によると、現在東京都内にある公衆浴場の数は628(平成27年現在)。10年前には1000以上あったことを考えると、残念な限り。“日本の粋”に浸ろう。

ITEM

  • ビーバーフードコート
    ¥18,000(+tax)

  • ビッグ MA-1
    ¥11,000(+tax)

  • スーパースキニーパンツ
    ¥4,900(+tax)

  • ヘリンボンフリースマキシコート
    ¥11,000(+tax)

  • リンクス裏毛プルオーバー
    ¥5,900(+tax)

  • 太畝コールバギーパンツ
    ¥7,900(+tax)

OTHER STYLE

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